東京と広島のリフォーム事情は大きく違いますね
2018.01.31
先日、広島インフィルリノベ推進協議会とインテリア産業協会中国支部主催の講演で、スタイルオブ東京、ならびにインテリックス空間設計を経営する藤木賀子さんの「これからのリフォーム市場」というテーマの話しを聞いてきました。
首都圏では、新築一次取得者層と言われる30代・40代の方が、新築より中古物件を購入してリフォームするケースがかなり増えているようです。共働き世帯が増え、立地を重視して中古物件を購入する方が多く、また一生そこに住むという価値観ではなく、売却前提で購入している方が多いとのこと。
講演の中で「東京では年収1000万円でも豊かには暮らしにくい」という話しが出たのですが、これには驚きましたが、土地代があまりにも高いと点が大きいのでしょうね。
一例で、予算4500万円で新築戸建を検討する場合、土地代で3000万円、建物で1500万円程度となり、しかも狭小住宅になることが多いとの話しがありました。確かに、これだけ予算をかけても、このような新築なら躊躇してしまうかも知れないですね。新築より中古で良いという考え方が東京では普及しているのは納得できます。
では、広島ではどうでしょうか?中古を購入してリフォームする人は確かに増えていますが、東京ほどではありません。理由は中古を購入してリフォームした場合と新築との価格差が東京のように大きな差が出ないからでしょう。
ただ、新築一次取得者層という点から考えると、中古を購入する層もいますが、親や親族の家を住み継いでリフォームする層が増えている点を考えるのが良いと思います。東京とは違った動きと言えると思います。
こういった講演会は、様々な気づきを与えてくれるので、今後も積極的に参加したいと思います。貴重な機会を準備してくれました、広島インフィルリノベ推進協議会様、並びにインテリア産業協会中国支部様、ありがとうございました。
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