リフォームの知識
【築3年マンション】リビング横の和室の壁・襖のテイストが好きになれない。
今回は、築3年のマンションのリフォームを検討している方の相談事例をご紹介します。
ご相談者様
実際に住んでみて、部屋の使い勝手の悪さに気づいたり、必要なものが変わってきたので、もっと暮らしやすくリフォームしたいと考えています。
【DATA】広島市 Gさま(ご主人30代・奥さま30代・お子さま5歳)
●工事希望時期/未定
●予算/100万円以内
●建物の状況/築3年・マンション
ご相談の内容
- ・リビング横にある和室を撤去して、リビングと一体化できないか
- ・夫が家でリモートワークをするための空間を作りたい
でも、実際は全くこの中で遊んでくれなくて中途半端な空間になっています。
また、壁や建具の色もリビングと合っていないので、いっそ仕切り戸や壁を取り払って、リビングと一体化したいと思っているのですが…。
仕切り戸や壁を撤去するとなると、敷居の部分、つまり床の改修も視野に入れて考えておく必要がありますね。
【和室を撤去することについて】
問題の和室は、LDKに隣接する形で壁と引き戸で仕切られており、床材はマンション購入時のオプションで畳からフローリングに変更してありました。それでもやはり和室独特の佇まいが、DIYでご夫妻の好みに仕上げてあるリビングのテイストとなじまず、ストレスを感じているとのことです。
リビングと一体化するには仕切り戸や壁を撤去するのが一番手っ取り早いイメージですが、撤去した部分の床の改修をどうするか、という問題があります。
床材の補修については、マンションの床が基礎部分のコンクリートに直接張られている「直床」なのか、あるいはコンクリートの上に木を組みその上に張られている「二重床」なのかで工事方法が変わります。
さらに、マンションを建てたときにどのように施工されたかによっても補修の範囲が変わります。和室だけの張り替えで済むのか、リビング全体の張り替えまで必要となるのかで、予算が異なる点も理解しておく必要があります。
これらを踏まえて大掛かりなリフォームが本当に必要かどうか、一度考えてみる価値がありそうです。壁や仕切りを取り払わなくても、建具を変更するだけで部屋の雰囲気を大きく変えることが可能な場合もあります。
方法の一つが、和風の木製仕切り戸をモダンなデザインの透明な引き戸に変えること。
▲タチカワブラインド 「プレイス スウィング」カタログより
アクリル・ガラスの素材感やデザインによって和の雰囲気を払しょくすることで、おしゃれな部屋へのイメージチェンジが期待できます。圧迫感もなく、お互いの姿が見える程よい距離感で家族がつながれる心地良い空間を演出することができます。
このような選択肢も含めて、改めてリフォーム計画を考えてみることをおすすめしました。
建具の提案も素敵で、そんな方法もあるんだと興味が湧きました!
あくまで一つの提案ですが、ご検討の材料にしてください。
最近、夫が家で仕事をする時間が増え、主にリビングで作業をしているのですが、会議の時などは困ってしまって…。
専用の空間も作れたら検討したいです。
【リモートワークのため空間づくり】
ここ数年、リモートワークのためのスペースに悩んでいる相談者さまが増えている印象です。
Kさまの家庭ではご主人は主にリビングで仕事をされているそうですが、オンライン会議に出席する際は、お子さんに邪魔をされないように、普段は物置にしている洋室を使用されているそうです。仕事に集中しやすいリモートワーク用の空間が作れないか、とのご相談でした。
こちらのご要望についても、必ずしも大掛かりなリフォームをしなくても良いかもしれない、とアドバイスいたしました。最近ではリモートワーク用の優秀な家具がたくさん販売されています。
簡易的に集中ブースが作れるパーテーションつきデスクや、背面や側面にパネルがついていて半個室のような空間が作れるソファなど、用途や自宅の広さに合わせていろいろと選ぶことができます。実際に写真をお見せしながらご提案しました。
Kさま邸では、何年か後にはお子さんの子ども部屋が必要になるなど、将来的に部屋割りを変更することもあるでしょう。そんなときも、家具を移動するだけでワークスペースを保てるのも大きなメリットになります。
広島市内に、リモートワーク専用の家具を取り扱っているショールームがありますので、一度ご夫婦で訪ねてみることをおすすめしました。
リフォームするかどうかも含めて、選択肢が広がった気がします。
希望を叶えるのは、リフォームだけが最適の方法とは限りません。
これからご家族の暮らしがどんなふうに変化していくのか、それも含めてリフォームについて考えていきましょう。
ご相談の結果
- インテリアコーディネータをご紹介し、リフォームをする前に、ご家族の将来を見据えた住まいのプランづくりから始めることをご提案しました。
Kさま邸は、まだ築3年の新しいマンション。まだ5歳のお子さまがこれから小学校・中学校と成長をしていくにつれ、それぞれの部屋の使い方は変わってくるでしょう。今大きな費用をかけてリフォームをするのが果たして最良の選択となるかどうか、きちんと考えてみる必要があると感じました。
そこで、今回はリフォーム会社をご紹介する前にライフプランにそった住まいづくりを共に考えてくれるインテリアコーディネーターをご紹介しました。
リフォームは決して安くはない買い物。一生のうち、何度もできることではありません。
家族の将来をしっかり見据えたうえで、住まいのプランを考える必要があります。
今が本当にリフォームすべきタイミングなのか?
多額の費用をかけてリフォームするべきなのか?
これを見極めるのは大変です。
そんなときは、いきなりリフォーム会社に相談するのではなく、インテリアコーディネーターと一緒に考えてみるのもひとつの方法です。場合によっては、リフォームをしなくても、家具を変えるだけ、建具を取り換えるだけで望み通りの空間に変えられることもあるかもしれません。
当相談カウンターでは、リフォーム会社のご紹介はもちろん、必要に応じてインテリアコーディネーターの派遣も行っています。
ぜひお気軽にご相談ください。
お客さまアンケート
Q:リフォーム相談カウンターの満足度を教えて下さい
A:5点(5点満点中)
Q:相談はしやすかったですか?
A:5点(5点満点中)
Q:相談カウンターの平原はいかがでしたか?
A:質問したことの答えが明確だった。リフォームのイメージを写真で分かりやすく説明してくれた。
Q:リフォーム会社を紹介されたとしたらどう思いますか?
A:信頼できると思う
Q:リフォームする友人がいれば相談カウンターを紹介しようと思いますか?
A:紹介したいと思う
広島リフォーム相談カウンターでは、広島のリフォーム会社を熟知した編集長がお客様のご要望を伺ったうえで、お客様にピッタリのリフォーム会社をご紹介しています。
ご自身で複数のリフォーム会社に問い合わせる手間なども省け、また、リフォーム会社に相談しにくいことなども遠慮なくご相談いただけます。
安心して、お気軽にご利用下さい。