リフォームの知識

【築40年のマンション】母と同居するためのリフォームですが、家財の運搬などが心配。

今回は、お母さまと同居するためにマンションのフルリフォームを計画されているご夫婦の相談事例をご紹介します。

 

ご相談者様

母が一人で住んでいるマンションで同居することになりました。築年数が古いので全面的なリフォームを計画しています。
初めてのリフォームは分からないことだらけで…。

【DATA】広島市 Hさまご夫妻(ご主人50代、奥さま50代、お母さま80代)
●工事希望時期/できるだけ早く
●予算/800万円以内
●建物の状況/マンション・築40年

 

ご相談の内容

  • ・水廻り一式や各居室の床・壁・天井を一新したい
  • ・洗面室から出た廊下の床がたわんでベコベコしているのを直したい
  • ・マンションの管理組合とのやり取りや家財道具の運搬が心配
母のマンションは築40年なので、水廻りをはじめいろいろな場所が老朽化しているかもしれません。
特に洗面脱衣室の前の廊下の床などは傷んでベコベコしていて…。
全面リフォームを計画していますが、注意点などありますか?
編集長ミッツ
編集長ミッツ
築40年ともなれば、配管や床下など見えない部分も劣化しています。
水廻りのリフォームに合わせて配管の交換も行うことも視野に入れて考えておくとよいですね。

 

【築40年のマンションリフォームの注意点】
Hさまご夫妻は大きな間取り変更は考えておられず、老朽化の激しい水廻り一式や各居室の床・壁・天井などを一新することを希望されています。

現状のお写真を拝見したところ、キッチンなどはお母さまがよく手入れしておられ、築年数を感じさせないとてもキレイな状態でした。

しかし、築40年ともなると老朽化は表の設備面だけでなく、給排水の配管にまで及んでいる可能性があります。

これから20~30年お住まいになることを考えれば、こうした見えない部分のメンテナンスまでしっかり行うことが大切です。

例えば、築30年以上の建物の配管には、ほとんどの場合一昔前の建材である銅管が用いられています。

銅管は錆びやすい材質で、経年の劣化により穴が開いてしまったり、管と管の接合部分から水が漏れたり、青さびが発生して蛇口から青水が出るなどさまざまなトラブルを引き起こします。

現在は錆びにくく耐久性に優れた樹脂製の管が主流で、銅管よりも20年程度長持ちすると言われています。

古い配管と交換するだけで、これから先も長く安心して住み続けることができます。

また、洗面脱衣室から出てすぐの廊下の床がベコベコしているとのこと。浴室をはじめ水廻り周辺の床は湿気がたまりやすく、床の内部にまで傷みが出ている恐れがあります。

ただ床を張り換えるだけでなく、内部の状態まできちんと確認してから修繕の計画を立てることが重要です。

 

配管や床の内部など、見えない部分のメンテナンスが必要だということがリフォーム前に分かってよかったです。
これから20~30年暮らしていくためにも、しっかりとリフォーム計画を立てたいと思います。
編集長ミッツ
編集長ミッツ
それは良かったです。
その他、ご心配な点はありますか?
マンションの管理組合とのやり取りや近隣へのご挨拶が不安なので、リフォーム会社が間に入ってくれるとありがたいのですが…。

 

【管理組合とのやり取りについて】

集合住宅と言う特性上、マンションでリフォームを行う場合はあらかじめ管理規約を確認し、管理組合にリフォーム工事を行う許可を得る必要があります。

また、近隣住戸への丁寧なあいさつや工程表の提示、資材の搬入時に廊下やエレベーターといった共用部を傷つけないための緩衝材の手配や養生の必要があるなど、戸建て以上に注意すべき点が数多くあります。

管理組合とのやり取りは、ほとんどの場合リフォーム会社が行ってくれますが、近隣住戸へのご挨拶は施主さまご本人が直接伺って行うのが一般的です。

その後の関係を良好に保つためにも、リフォーム会社とよく相談をしておきましょう。

マンション工事に不慣れな会社に依頼すると思わぬトラブルを招きかねません。

マンションリフォームの際は、マンション工事の実績が豊富な会社に依頼すると安心して任せられます。

また、今回はフルリフォームとなるため家財を一旦全部運び出す必要があります。

その際の運び出しや工事後の搬入作業に関しても、リフォーム会社に協力してもらえるかどうか、不安を感じていらっしゃいました。

結論から言えば、これらの作業もリフォーム会社に依頼することが可能です。

ただし、料金は別途必要となりますので、お見積りの際に必ず要望を伝えるようにしておきましょう。

工事中の仮住まいや家財の保管場所の手配、近隣へのご挨拶、さまざまな申告手続きなど、施主さまにはリフォームをスムーズに進めるためにやらなければならないことがたくさんあります。

そんなときに何でも相談できるリフォーム会社の存在はとても心強いもの。

どんな相談にも丁寧に対応してくれる、誠実なリフォーム会社に依頼できると安心です。

 

心配だった荷物の運搬や挨拶のことも、リフォーム会社に相談できると分かって安心しました。
編集長ミッツ
編集長ミッツ
それは良かったです。
マンションのリフォームには戸建て以上に周囲への配慮が求められます。
マンション工事の実績が豊富な会社なら安心して任せられますよ。

 

ご相談の結果

  • マンションリフォームの実績が豊富で、現地調査や工事内容の説明なども丁寧に対応してくれるリフォーム会社をご紹介しました。

Hさま邸は築40年のマンションで初めての大型リフォームとのことですので、配管交換をはじめ、見えない部分の修繕も視野に入れた全面リフォームになります。

管理組合への許可申請や近隣へのご配慮なども含めてご心配のご様子でしたので、マンションリフォームに精通している実績豊富な会社が安心です。

また、築年数の古さから工事品質やアフターフォローの重要性も考慮して、リフォーム前の現地調査を入念に行い、かつ施工中も工事内容の説明をしっかり行ってくれるリフォーム会社が最適と考えました。

上記を考慮して、マンションリフォームの実績が豊富で、かつ丁寧な対応に定評のあるリフォーム会社をご紹介することにしました。

「レンジフードを取ったらこうなっていたので、このような処理をします」
「押入れの奥を調べたら、このような状態でした」

など、施工中も工事の状況や内容の説明を写真と共にしっかり行ってくれる会社ですので、施主さまも納得することができ、より良い信頼関係を築くことができると思います。

Hさまがご心配されていた家財の運搬や管理組合とのやり取りなども、こちらの会社であれば丁寧に対応してくれるはずですので安心して相談してください、とお話ししました。

 

お客さまアンケート

Q:リフォーム相談カウンターの満足度を教えて下さい
A:4点(5点満点中)

Q:相談はしやすかったですか?
A:5点(5点満点中)

Q:相談カウンターの平原はいかがでしたか?
A:注意点などが分かって良かった。

Q:紹介を受けるリフォーム会社についてどう思いますか?
A:信頼できると思う


広島リフォーム相談カウンターでは、広島のリフォーム会社を熟知した編集長が、お客様のご要望を伺ったうえで、お客様にピッタリのリフォーム会社をご紹介しています。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
当カウンターは、リフォーム会社ではありません。中立・公平な立場でご提案しております。
ご自身で複数のリフォーム会社に問い合わせる手間なども省け、また、リフォーム会社に相談しにくいことなども、遠慮なくご相談いただけます。
安心して、お気軽にご利用下さい。

この記事の監修

平原 充明

HIROSHIMA REFORM 編集長。インテリアコーディネーター、住空間収納プランナーの資格を保有。広島リフォーム相談カウンターの運営も行う。

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