リフォームの知識
リフォーム・ビフォーアフター|帰宅後スムーズな動線1
暮らしやすさ改善の間取りコラム、今回は帰宅動線が便利な間取りを特集します。
実際にリフォームをされた方の事例を見ながら、なぜこの帰宅動線にしたのか、便利な帰宅動線についてを解説をしていきます。
リフォームでは、設備の交換だけではなく、間取りを変更することも可能(※1)です。
事例を参考に、あなたも自分だけの間取りをリフォームで実現してみませんか?
※1、リフォームは、建物によって制約があります。詳しくはコチラ▼
- 帰宅動線4つの事例
- 事例1:家族専用の帰宅動線がある家
- 事例2:シャワーへ直行できる帰宅動線
- 事例3:マンションでは珍しい回遊できる動線
- 事例4:大人と子ども、それぞれの帰宅動線があるマンション
- まとめ
事例1:家族専用の帰宅動線
物件情報
建物情報:戸建て(2階建て)
築年数:築約40年
家族構成:4人暮らし/ご主人(30代)、奥さま(30代)、お子さん2人
リフォームを依頼した会社:オールハウス株式会社
帰宅動線を解説
玄関の横にウォークスルークローゼット(WTC)を設け、家族はこちらから出入りができるようにしました。そのため、玄関はいつもすっきりを保てます。
玄関→WTC→洗面室→LDKが、家族用の帰宅動線。お客さまは玄関から直接LDKへ。
WTCは洗面室に隣接しているので、帰ったら上着や荷物を置いて、すぐに手洗い、うがいができます。
間取りのプラン
リフォーム前:1階が店舗で、変形で狭い建物でした。交通量の多い大通りに面していて、騒音が気になっていました。
リフォーム後:1階を玄関、水廻りと、ワンフロアのLDKに。大通りに面した大きな窓は、視線と防音に配慮して、上部の明かり取りの窓だけにして壁に変更しました。
柱と柱の間の壁の厚みをくり抜ける部分はニッチに。階段下もすべて収納にするなど、スペースを無駄なく使い切る工夫を各所に凝らしています。
▼詳しいリフォーム事例はコチラ。
事例2:シャワーへ直行できる帰宅動線
物件情報
建物情報:戸建て(2階建て)
築年数:築20年
家族構成:2人暮らし/ご主人(40代)、奥さま(40代)
リフォームを依頼した会社:リフォーム ウィズ 東広島店
帰宅動線を解説
トライアスロンが趣味のご主人。
玄関から続いていたワイドな廊下状のホールに扉をつけてウォークインクローゼット(WIC)にしました。洗面・浴室まで続いているので、トレーニングから帰ってきたら、玄関に自転車を置いてシャワーに直行できます。
玄関→WIC→洗面・浴室とつながる、シャワーへ直行できる帰宅動線。
トレーニングで汗をかいたら、玄関土間に自転車を置いて、WICで着替えを準備し、浴室へ直行。
外出時も、洗面室からWICで支度、玄関へがとてもスムーズ。
間取りのプラン
リフォーム前:1階は広いLDKと、広く長い玄関ホールがありましたが、どちらもスペースがもったいなく、活用方法を思案していました。
リフォーム後:将来的に1階で生活ができるように、寝室も1階に移動。
LDKの一角にはトレーニングコーナーを設置しました。雨天時や暗い時間は家の中でトレーニングができ、さっとシャワーに行ける動線も便利だとか。
▼詳しいリフォーム事例はコチラ。
事例3:マンションでは珍しい回遊できる動線
物件情報
建物情報:マンション
築年数:築18年
家族構成:2人暮らし/ご主人(40代)、奥さま(40代)
帰宅動線を解説
マンションでは珍しい回遊できる動線。
ウォークインクローゼット(WIC)から洗面脱衣室、玄関、キッチンに直接アクセスできる上、家の中をぐるっと回れるので、移動にかかるロスやストレスのない、家事ラク動線でもあります。
帰宅時は、玄関→洗面室→WIC→LDと、家の中をぐるっと回ります。動線上に収納があるので、リビングに荷物を持ち込まず、部屋はいつもすっきり。
買い物から帰った時は、重たい荷物を先に置ける、玄関→キッチン→WIC→洗面室の順番で。
WIC(左下写真)の左が洗面室、真ん中は玄関、右はキッチンへつながります。WICは持ち物のサイズに合わせた造作棚で、スペースを無駄なく活用。
間取りのプラン
リフォーム前:アウトドア用品が溢れ、部屋が日中でも薄暗く、風通しの悪さも気になっていました。
リフォーム後:3LDKだった間取りを、使い勝手を細部まで追求した間取りへチェンジ。アウトドア好きのご主人のための作業場兼、道具収納の場所として、玄関土間を設けました。
道具の量などから割り出した土間スペースを最初に確保し、残ったスペースで生活空間をレイアウト。家事効率を考え、動線の快適性も重視しています。
▼詳しいリフォーム事例はコチラ。
事例4:大人と子ども、それぞれの帰宅動線があるマンション
物件情報
建物情報:マンション
築年数:築44年
リフォームをした会社:ドゥクラフト 土肥家具
帰宅動線を解説
玄関からすぐの場所に、パントリーを兼ねた収納スペースを設置。荷物を収納スペースにサッと置けます。
洗面室も玄関からすぐの場所。子どもはすぐに手洗い、うがいができます。
大人は、玄関入って左のドア→収納→キッチン。キッチンへの動線上に収納スペースがあるので、重たい荷物はサッと置けてとても便利。
子どもは、玄関入って右のドア→洗面室→リビング。洗面室と脱衣室が隣接しているので、帰ったらすぐに手洗い、うがい後、汚れた服は着替えてからリビングへ。
買い物をした大人は玄関(中央下写真)左のドアから収納を通りキッチンへ、帰宅した子どもは右のドアから洗面室を通ってLDKへ、と動線を使い分け。
間取りのプラン
リフォーム前:水廻りが狭く、キッチンは壁向きでした。和室も区切られ、採光を活かせない間取りでした。
リフォーム後:日当たりの良さを活かした住まいにリフォーム。まずは快適に家事ができるキッチンの位置を決めて、間取りを再構築しました。
水廻りのスペースを広く取り、より快適に。寝室のキッチンサイドは敢えて壁で区切らず、廊下を設けないことで広さと開放感を確保。生活に対応して間仕切りで変化がつけられます。
▼詳しいリフォーム事例はコチラ。
まとめ
帰宅動線の間取り特集はいかがでしたでしょうか。
住む人が違えば、便利だと思う帰宅動線も人それぞれ。間取りは、そこで暮らす人の思いや考え方によって変わります。
今回の事例を「自分だったらどのようにプランするだろうか?」と考え、リフォームの参考にしていただければと思います。
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