リフォームの知識

一軒家を暖かくする方法13選!【広島県で「寒さ」に悩まれている方必見】

家が寒い!助けてください、編集長!
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
築年数が古い建物ほど断熱材が入っていないので、寒いのかもしれませんよ。
断熱材って、床・壁・天井からの冷気や暖気をシャットアウトして(減少させて)くれる、あの断熱材のことですか?
キャサリン
キャサリン
編集長ミッツ
編集長ミッツ
そう、断熱は一軒家を暖かくするためにとても大切なんだ。
今回は、「一軒家が寒い」と感じる原因6つと、一軒家を暖かくする方法13選を紹介しよう!

「一軒家が寒い」と感じる原因6選

「一軒家が寒い」と感じる原因6選は、以下の通りです。

  • 1.マンションと比べて暖房の効率が良くない
  • 2.気密性が低く、隙間から冷気が入りやすい
  • 3.窓が多いため寒さを感じやすい
  • 4.断熱性能が低いため冷気が伝わりやすい
  • 5.日当たりが良くないため寒く感じる
  • 6.暖房器具が適切に動作していない

こちらでは、上記6つの寒さの原因について解説します。

マンションと比べて暖房の効率が良くない

一軒家は、マンションと比べて暖房の効率が良くありません。

これは、外気に触れる面積が多く、寒さが逃げやすいためです。

加えて、一軒家は部屋数の多さや間取りの広さから、暖房が効率的に機能しにくい傾向にあります。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
一軒家では、暖房の暖かい空気が外に漏れないように、断熱リフォームで対策するのがおすすめですよ。

気密性が低く、隙間から冷気が入りやすい

一軒家は気密性が低く、隙間から冷気が入りやすいという特徴もあります。

気密性とは、家の中の空気が漏れたり外から隙間風が入ったりするのを防ぐ性能のこと。

気密性が高いと、空気の漏れや隙間風を抑制できるため室温を維持しやすくなりますが、気密性が低いままだと、暖かい室温を保つのが難しくなります。

一軒家の多くは、木造のため気密性が低い傾向にあり、冬は寒く夏は暑い状態になりがちです。

編集長ミッツ
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隙間風を全て防ぐのは難しいですが、断熱材の交換や追加によって気密性や断熱性の向上を図るのが大切です。

窓が多いため寒さを感じやすい

一軒家は窓が多く、寒さを感じやすいといえます。

窓が四方全てに設置されることがほとんどのため、外からの冷気が侵入しやすいうえ、室内の暖かい空気も外へ逃げやすいです。

編集長ミッツ
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数ある窓の中でも掃き出し窓(大きな窓)や、使用頻度の高い部屋の窓に絞って断熱をすることで、費用を抑えたリフォームが実現できますよ。

断熱性能が低いため冷気が伝わりやすい

一軒家の断熱性能が低いため、冷気が伝わりやすいケースも多いです。

築年数が古い一軒家ほど、断熱材が入っていない場合や不足している場合が多く、寒い季節には外気の影響で快適な室温が維持しにくい特徴があります。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
断熱性能に関して不安を感じる方は、ぜひ一度広島リフォーム相談カウンターにご相談ください。

日当たりが良くないため寒く感じる

家の向きや周辺環境によって日当たりが良くない場合、寒く感じることがあります。

例えば、大きな窓が北向きに設置されていると、暖かい光がほとんど家に入らないので寒くなりやすいです。

編集長ミッツ
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住環境を変えることは難しいので、寒さ対策には断熱リフォームがおすすめですよ。

暖房器具が適切に動作していない

暖房器具が以下のような状態の場合、適切に動作しておらず、暖かくなりづらいでしょう。

  • ・フィルター掃除ができていない
  • ・部屋の広さに合った暖房器具ではない
  • ・暖房器具の寿命で出力が弱い

上記の場合は、「長時間暖房器具を稼働させても、部屋が暖まらない」という状態になりがちです。

一軒家を暖かくする方法【すぐにできる対策編】

一軒家を暖かくする方法【すぐにできる対策編】は、以下の6つです。

  • 1.窓ガラスに断熱シートを貼る
  • 2.断熱カーテンに交換する
  • 3.隙間風対策用テープを活用する
  • 4.カーペットを敷く
  • 5.暖かい部屋着を着用する
  • 6.暖房器具のメンテナンスや設定を見直す

こちらでは、上記6つのすぐにできる対策を解説します。

窓ガラスに断熱シートを貼る

窓ガラスに断熱シートを貼ると、熱が外に逃げづらくなります。

低コストな対策ですが、窓から外が見えにくくなるデメリットもあるでしょう。

断熱カーテンに交換する

冷気を通しにくい断熱カーテンに交換するという方法も挙げられます。

交換するだけなので対策がしやすく、部屋の暖かい空気が窓に接しにくくなるため、結露も発生しづらくなります。

隙間風対策用テープを活用する

隙間風対策用テープを活用し、窓サッシやドアの隙間をふさぐ方法もあります。

小さな隙間からでも冷気は入ってくるため、隙間テープで対策してみましょう。

カーペットを敷く

底冷え対策のためにカーペットを敷くのもおすすめです。

例えば、長い時間を過ごすリビングにカーペットを敷くことで、床の冷たさが伝わりづらくなり、快適さが向上するでしょう。

暖かい部屋着を着用する

暖かい部屋着を着用するのも、簡単にできる寒さ対策です。

着る毛布や暖かい靴下などを着用することで、寒い部屋の中でも比較的快適に過ごせるでしょう。

暖房器具のメンテナンスや設定を見直す

暖房器具のメンテナンスや設定を見直すのも、すぐにできる寒さ対策の1つです。

エアコンのフィルター掃除を行ったり、設定温度を上げたりしてみましょう。

また、最近のエアコンは、人感センサーによって効率的に稼働するものや、室内を素早く暖めるものもあるので、新しいモデルへの交換も検討してみると良いですね。

ただ、基本的にエアコンの暖かい空気は上昇するため、足元の寒さ対策は必要となるでしょう。

リフォームで一軒家を暖かくするメリット

すぐにできる対策では一軒家を暖かくする根本的な解決になりづらいため、「冬の寒さや夏の暑さに不満がある」という方は、断熱リフォームがおすすめです。

一軒家を断熱リフォームすると、冬や夏でも気持ち良く過ごせるうえ、以下2つのようなメリットもあります。

  • ・電気代の節約や省エネにつながる
  • ・ヒートショックなどの予防につながる

上記2つのメリットについて解説しましょう。

電気代の節約や省エネにつながる

リフォームによって一軒家の断熱性能を向上させて暖かくすれば、電気代の節約や省エネにもつながります。

これは、家の中の空気が外へ逃げにくくなり、低い設定温度でも効率的に暖められるからです。

暖房はもちろん冷房も効きやすくなるので、1年を通して電気代の節約や省エネができますね。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
全ての部屋をリフォームするのはコストが心配という方は、頻繁に利用する部屋の窓を断熱したり、床暖房の導入をしたりといった対策がおすすめです。

ヒートショックなどの予防につながる

一軒家をリフォームして暖かくすることで、ヒートショックなどの予防につながります。

ヒートショックとは、急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心臓や血管の疾患が起こること。

室内を暖かくして温度変化を減らせば、ヒートショックを予防する他、身体が冷えて交感神経の働きが強くなることが原因の過活動膀胱(頻尿)の予防にもつながるでしょう。

編集長ミッツ
編集長ミッツ
特に、ヒートショックが発生しやすい「お風呂と脱衣所」の断熱性能を高めるのが一押しです。

一軒家を暖かくする方法【リフォーム編】

一軒家を暖かくする方法【リフォーム編】は、以下の7つです。

  • 1.「窓」の断熱性能を高めて熱を逃げにくくする
  • 2.「壁・床・天井」の断熱性能を高めて冷気の侵入を防ぐ
  • 3.「お風呂・脱衣所」の断熱性能を高めてヒートショックを防ぐ
  • 4.床暖房を導入してリビングを暖める
  • 5.光冷暖で家全体を暖める
  • 6.全館空調を導入して家全体を暖める
  • 7.薪ストーブを導入する

こちらでは、上記7つのリフォームでの寒さ対策を解説します。

「窓」の断熱性能を高めて熱を逃げにくくする

「窓」の断熱性能を高めて熱を逃げにくくすることは、非常に重要な対策の1つです。

以下の図は、家の中から熱が逃げる割合を示したものであり、熱の大半は窓から逃げていくことがわかります。

(出展:一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会より)

窓の断熱性能を高めるためには、「窓を交換する」「内窓をつける」という方法があります。

窓を交換する場合は、二重のガラスで樹脂のサッシが使われた断熱性の高いタイプを選ぶのが一押しです。

一方、窓を新しく交換する場合は、壁を壊して工事を行う必要があり、比較的コストがかかります(※2)。

そこで、「壁を壊さずに、内窓を付ける」という方法が多く採用されています。

既存の窓はそのままに、内側に新しい窓をもう1つ設置することで、大がかりな工事が必要なく、短時間でリフォームすることが可能です。

上記の写真は内窓設置により、窓が二重になった状態です。

外側の窓と内側の窓で寒さをシャットアウトしているため、家の中が暖かくなりやすくなります。

2つの窓を開閉する必要はありますが、遮音性も向上することから、外の騒音も聞こえづらくなるというメリットもあります。

(※2:最近では既存の窓枠を活かして工事を行う方法もあります。リフォーム会社に確認してみましょう。)

「壁・床・天井」の断熱性能を高めて冷気の侵入を防ぐ

「壁・床・天井」の断熱性能を高めると、さらに冷気の侵入を防ぐことができます。

上の写真の場合、断熱材がないので熱や寒さを通してしまう状態です。

一方、下の写真のように断熱材を施工すると、家の中へ冷気が侵入しづらくなり、室内の暖かい空気も逃げづらくなります。

上のようなリフォームで、断熱の性能を高めたうえで暖房機器を利用すれば、より効率的に室内が暖かくなり快適に過ごせます。

こちらの工事は、壁や床などを剥がす必要があることから比較的コストがかかるため、間取り変更やフルリフォームのときに同時に行うのが一押しです。

「お風呂・脱衣所」の断熱性能を高めてヒートショックを防ぐ

家全体を暖かくするのは予算的に厳しいというケースが多いと思います。

その場合、寒さ問題で最も危険な「ヒートショックを防ぐ」という目的で、特にヒートショックを起こしやすいお風呂と脱衣所を優先的にリフォームするのがおすすめです。

お風呂に入るまで、リビングなどの暖かい空間で過ごしている場合、寒い脱衣所で服を脱ぎ、寒い浴室に入ると血圧は急激に上がります。

さらに、熱いお風呂に入ると血圧は急降下するので、心臓に負担をかけて心筋梗塞や脳卒中につながりやすくなります。

ヒートショックを防ぐためには、タイル貼りのお風呂からシステムバスに替えるだけでなく、お風呂と脱衣所に断熱材を入れるリフォームをすることが重要です。

断熱材を入れない場合、裏側は下の写真のような状態なので、「せっかく新しくしたのに、隙間風で寒い」ということにもなりかねません。

隙間風で寒く感じないようにするためにも、下の写真のような断熱をして、保温効果を高めましょう。

上記の断熱に加え、お風呂と脱衣所を暖める暖房機を設置する方法もあります。

上記はTOTOの浴室換気暖房乾燥機「三乾王」と「洗面所暖房機」のイメージです。

温度差を減らせるのでヒートショックを防ぐことができ、システムバスだけでなくタイル貼りのお風呂でも設置することができます。

床暖房を導入してリビングを暖める

床暖房を導入してリビングを暖めるというリフォームも、寒さ対策に効果的です。

床暖房とは、フローリングなどの床材の下に配管を通して、温水や電気の力で床を暖めること。

足元が暖かくなるだけでなく、輻射熱(※3)によって20度前後の均一した温度が室内に広く伝わり、風がないのでホコリも舞い上がりません。

種類としては、温水式と電気式にわけられ、初期費用は温水式が比較的高く、ランニングコストは温水式が安い傾向にあります。

(※3:遠赤外線の熱線によって直接伝わる熱の事)

以下は、温水式床暖房のイメージです。

(画像はパナソニック電気床暖房 フリーほっと 100Vタイプ/200Vタイプより)

以下は、電気式床暖房のイメージです。

(画像はパナソニック温水床暖房 You温すいより)

光冷暖で家全体を暖める

「光冷暖」で家全体を暖めるというリフォームもできます。

光冷暖は、KFTパネルと専用の仕上げ材を使って施工することで、家全体を輻射熱で暖めるという方法です。

玄関を開けて入った時点から暖かく、廊下や洗面所なども暖かくできるという特徴があります。

暖房だけでなく冷房の機能も兼ね備えているため、1年中過ごしやすい家を実現できるでしょう。

一方、効果を高めるために壁や天井に専用の仕上げ材を使うので、施工範囲が広く比較的コストがかかる方法となります。

(白いものがKFTパネル)

(光冷暖の施工事例はこちらから

全館空調を導入して家全体を暖める

全館空調を導入して家全体を暖めるというリフォームもできます。

全館空調とは、家の中の空気を循環させることで、隅々まで温度調整ができるシステムです。

どの部屋も1年中快適な温度に保てるため、季節問わず快適に過ごしやすい一軒家をつくることができるでしょう。

薪ストーブを導入する

一軒家であれば、薪ストーブを導入するという方法もあるでしょう。

薪ストーブは、輻射熱で部屋全体を暖められるため、床暖房と同じような効果が期待できます。

また、薪ストーブは一軒家を暖かくするだけでなく、「見ているとリラックスできる」というメリットも感じられます。

ゆらゆらと揺れる炎には、「1/fゆらぎ」という波形があり、炎のゆらぎを見ることでリラックス時の脳波であるα波が増え、自然とリラックスできるのです。

インテリアとして見た目もおしゃれなので、家の雰囲気も特別な印象になるでしょう。

薪ストーブは、煙突工事などが必要ですが、間取りを変えずに設置することも可能ですよ。

一方、薪がないと稼働しないため、薪の調達方法を考えておく必要があります。

また、灰の処理や煙突掃除、火を付けて室内が暖かくなるまでに時間がかかるなどのデメリットもあるので押さえておきましょう。

煙突掃除に関しては、薪ストーブの設置業者がメンテナンスで対応しているので、チェックしてみましょう。

【暖かくするために】広島県で一軒家に住むときに押さえるべきポイント

もし、みなさんが広島県に住んでいる場合、一軒家で暖かく過ごすためには以下3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 1.盆地や標高の高い地域では特に寒くなりやすい
  • 2.災害による停電で暖房器具が使えないケースを想定する
  • 3.寒暖差が激しいため断熱性能を高めるのがおすすめ

こちらでは、上記3つのポイントを解説します。

盆地や標高の高い地域では特に寒くなりやすい

広島県の盆地や標高の高い地域では、特に寒くなりやすいです。

例えば、東広島市などの盆地では山々から冷たい空気が流れ込んでくるため、冬は寒くなることが多く、今回ご紹介したような暖かくするための対策が必須でしょう。

災害による停電で暖房器具が使えないケースを想定する

災害による停電で暖房器具が使えないケースも想定しておきましょう。

広島県では大きな災害が起きることも少なくなく、もしものときに備えて一軒家の断熱を行うなどの対策をあらかじめ検討することが重要です。

寒暖差が激しいため断熱性能を高めるのがおすすめ

広島県には「冬が寒く夏が暑い」という寒暖差が激しい地域があるため、断熱性能を高めるのがおすすめです。

断熱性能を高めることで室内の温度を保ちやすくなるため、冬は暖かく、夏は涼しい快適な環境を整えられるでしょう。

広島県で「一軒家を暖かくしたい」という方は、HIROSHIMA REFORMへご相談ください

広島県で一軒家の寒さに悩まれている方は、「HIROSHIMA REFORM」へご相談ください。

HIROSHIMA REFORMでは、広島県の頼れる優良リフォーム会社を厳選してご紹介しており、「リフォームをどこに相談すればいいんだろう?」というお悩みにお応えできます。

また、以下6つの基準をクリアしたリフォーム会社のみを厳選して情報提供しているので、思い描く理想の家を叶えることも十分可能です。

  • ・リフォーム実績10年以上
  • ・建設業許可を取得している
  • ・建築士がいる会社
  • ・メリット・デメリットを伝えてくれる会社
  • ・工事現場を見せてくれる会社
  • ・工事後の保証がある会社

上記のような、信頼できるリフォーム会社の特徴・強み・実績をお伝えすることで、住まいをより良くするお手伝いをさせていただきます。

一軒家を暖かくする方法、まとめ

今回は、一軒家を暖かくする方法13選などをご紹介しました。

寒さ対策のためには家全体を暖かくするのが最適ですが、予算が合わない場合は優先順位を決め、対策方法を選ぶと良いでしょう。

「一軒家を暖かくするため、私に合った対策方法を知りたい」という方は、まずHIROSHIMA REFORMにご相談ください。

HIROSHIMA REFORMでは、広島の頼れる優良会社を厳選して紹介しています。会社の特徴だけでなく、建物別の受注比率も紹介しているので会社選びの参考にしてください。

また、どの会社が自分に合うかわからないという方には、広島リフォーム相談カウンターの利用がおすすめです。要望をお聞きした上であなたにぴったりな1社をご紹介します。相談は無料です。ぜひご活用ください。

この記事の監修

広島のリフォーム専門雑誌
『HIROSHIMA REFORM』
編集長
平原 充明

2011年から14年以上にわたり、広島県内にある450件以上のリフォーム会社を独自取材し、毎年雑誌『HIROSHIMA REFORM』を出版、好評を博す。
インテリアコーディネーター、住空間収納プランナーの資格を保有。「リフォームの魅力を伝えたい!」そんな想いでブログやYouTube動画にて発信中。
また、広島でより多くの方に理想の住まいを実現してもらうため、広島リフォーム相談カウンターを運営している。

平原 充明 イメージ

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