リフォームの知識
広島市|高齢者等住宅改修費補助|バリアフリー化に補助金
広島市では、高齢者などの日常生活の利便性の向上と介護者の負担軽減を図るため、
介護保険法などに基づく住宅改修費(支給限度基準額20万円)の補完として、住宅のバリアフリー化のために必要な改修費用に対する補助制度、
高齢者等住宅改修費補助(上限60万円)があります。
歩行を補助する手すりをつけて、
要介護(支援)認定を受けている方が
暮らしやすい住まいにしませんか。
なお、この高齢者等住宅改修費補助を受けるには、改修工事が着工される前の申請手続きが必要です。
新築、改装、増築、購入などに併せて行う工事は、補助の対象となりませんのでご注意ください。
では、どういった方やリフォーム工事が高齢者等住宅改修費補助の対象となるのか、補助金制度の内容について詳しくご紹介します。
参照:広島市高齢者等住宅改修費補助、
- 目次
- 高齢者等住宅改修費補助を受けることができる人
- 補助金対象となるリフォーム工事とは?
- 補助される金額はいくら?
- 補助金はいつもらえるの?
- 申請手続きから交付までの流れ
- 年度末に工事をする場合の注意点
- まとめ
補助を受けることができる人
対象となるのは、広島市内にお住まいで、生計中心者の申請した年度の(4〜6月は前年度)の市民税所得割額が9万円以下の世帯(※1)に属し、次のいずれかに該当する人となります。
●介護保険の要介護または要支援の認定を受けている、または、
●40〜64歳で、加齢が原因とされる16種類の特定疾病(※2)により、①生活保護法の介護扶助か、②中国残留邦人などの円滑な帰国の促進および永住帰国後の自立の支援に関する法律の介護支援給付の受給資格を有している方。
※1、住民票では世帯が別でも、実際に同居している人は、すべて同一の世帯構成員とみなします。
※2、【16種類の特定疾病】
○末期がん ○関節リウマチ ○筋萎縮性側索硬化症 ○後縦靱帯骨化症 ○骨折を伴う骨粗鬆症 ○初老期における認知症 ○進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病 ○脊髄小脳変性症 ○脊柱管狭窄症 ○早老症 ○多系統萎縮症 ○糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症 ○脳血管疾患 ○閉塞性動脈硬化症 ○慢性閉塞性肺疾患 ○両側の膝関節または股関節に目立つ変形を伴う変形性関節症
補助金対象となるリフォーム工事とは?
補助対象者がお住まいの住宅のバリアフリー化のための工事で、補助対象者の日常生活の利便の向上や介護者の負担軽減などを図る工事が対象となります。
●介護保険の居住介護住宅改修費等の支給対象となる次の工事
○手すりの設置 ○段差の解消 ○滑りの防止および移動の円滑化などのための床・通路面の材料の変更 ○引き戸などへの扉の取替え ○洋式便器などへの便器の取替え ○前途の住宅改修に付帯して必要となる改修(下地補強、給排水設備工事、壁・柱・床材の変更など)
●階段昇降機の取り付け
●水栓の取替え
●洋式便器への洗浄機能の付加
●洗面台の改修
●流し台・調理台の改修
●浴室へのシャワーの取り付け
●その他、補助対象者の身体の状態などから特に必要な工事
以上が対象の工事となります。廊下に手すりを取り付ける際に下地補強が必要な場合は、この下地補強工事も対象となります。
ただし、新築、改装、増築、購入などに併せて行う工事は、補助の対象となりません。
▼このようなリフォーム工事が補助金の対象に!
左)部屋の間にあった段差を解消。車椅子でも移動が楽に安全に。
右)トイレの扉は間口が広い三連引き戸に変更、トイレ内には手すりを設置。
補助される金額はいくら?
介護保険法等に基づく住宅改修費(支給限度基準額20万円)の補完となる広島市の高齢者等住宅改修費補助の補助金額は以下になります。
●補助対象額の上限額
補助対象額=上限60万円
※すでに別工事で、広島市高齢者等住宅改修費補助を受けている場合は、60万円からこの工事費を控除した額が上限となります。
●補助率
●補助額の計算方法
補助額=住宅改修費(補助対象額)×補助率
※1,000円未満の端数は切り捨て
補助金の上限額は60万円となり、住宅改修費(補助対象工事)に対する補助額は、補助率、つまりは対象者の世帯区分によって異なるのです。
補助金はいつもらえるの?
補助金は、改修工事完了後に交付となります。
着工前、工事完了後、補助金交付後には、それぞれ申請書や見積書といった書類の提出が必要です。
では、次に、申請手続きの流れを見ていきましょう。
申請手続きから交付までの流れ
1・着工前に申請手続きをする
必ず、着工前(工事にとりかかる前)にお住いの区の区役所福祉課(※3)に、書類を提出しましょう。
▲所定の用紙は広島市のHPからダウンロードできます。
2・補助の諾否が決定される
申請書などの内容を審査して、広島市が補助の諾否を決定します。補助金額を記載した補助決定通知書または不承認通知書によりお知らせとなります。
3・工事完了後、補助金が交付される
工事完了後に交付となる補助金ですが、交付に際して次の書類が必要となります。
▲所定の用紙は広島市のHPからダウンロードできます。
4・施工業者に支払い終了後、届出をする
施工業者への支払いが終わりましたら、工事代金の領収書の写しを提出します。
※3、お申込み先となる各区役所福祉課はこちら▼
以上が、補助金申請手続きから交付までの流れとなります。
年度末に工事をする場合の注意点
3月下旬工事完了予定の工事については、事前に広島市の区役所窓口へ相談が必要です。
3月31日までに工事を完了するものは、工事完了後、必ず3月31日までに工事完了届を提出してください。
やむを得ず、3月中に工事完了届を提出できない場合や、工事が3月中に完了しない場合においても、必ず各区役所窓口へご相談ください。
場合によっては、補助金がもらえなくなるため、年度末に工事を行う場合は、必ず区へご相談ください!
まとめ
補助金の対象となる場合は、ぜひ利用したいものです。
また、補助金やリフォームの工事内容についてわからないことは、依頼するリフォーム会社に相談しましょう。
リフォームをする上で会社選びはとても重要です。
このHPでは、広島市を施工できる経験豊富で信頼できるリフォーム会社をご紹介しています。
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