リフォームの知識
広島県呉市にある建物の耐震リフォームに関する事業の情報です。
呉市では、1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられた木造建築物の耐震診断を、自己負担金10,000円で受けることができる、
呉市木造住宅耐震診断事業があります。
耐震診断とは？と思ったらコチラ▼
なぜ、1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられた建築物が対象なのか。
それには、耐震基準が関係してきます。
平成28年4月14日に発生した熊本地震では、家屋倒壊などによる死傷者などの人的被害が多く発生しました。中でも、1981年(昭和56年)5月31日以前に建てられた建築物(旧耐震基準による建築物)の倒壊による被害が著しく、建築物の耐震化の重要性を再確認させられることとなりました。
日本では、今後も大きな地震の発生が予測されているため、今からできる限り備えをしておく必要があり、建築物の耐震化は、有効な手段の一つでもあります。
建物の耐震性能を確認することから
始めてみませんか。
ここでは、耐震診断を支援する呉市木造住宅耐震診断事業の内容を詳しくご紹介します。
参照：呉市木造住宅耐震診断事業
事業を申し込みできる建物
この耐震診断は、呉市の建物で、次の要件の4つすべてに当てはまる場合に申し込むことができます。
●木造の戸建て、長屋、アパートで、併用住宅(※1)(住宅部分が過半のもの)及び賃貸住宅を含む
「住宅部分が過半のもの」とは、左図のように、住宅に供する部分の面積が半分以上あれば申し込みが可能となります。
●1981年(昭和56年)5月31に以前に建築に着工されたもの
●在来工法(※2)で建築されたもの
●2階建て以下のもの
※1、併用住宅とは、建物空間内に居住スペースと、店舗、事務所、作業場など業務スペースが合わさって、一つの建物となっている住宅のこと。
※2、在来工法とは、木材を使った建築方法のひとつ。この在来工法は、木造軸組工法、在来軸組工法、在来木造、木造軸組などさまざまな呼び方があるが、その内容は基本的に同じ。
申込者負担金と募集棟数、申込期間
申込者の負担金は、10,000円です。
規模やエリアによって異なりますが、数十万程度かかる耐震診断を、自己負担金10,000円で受けることできます。
募集件数は、10棟です。
ただし、申込者数が予定棟数を上回った場合は、抽選となります。
申込期間は、令和4年6月30日(木)までです。
申し込みの流れ
①木造住宅耐震診断申込書を提出する
まずは、申込用紙に必要事項を記入の上、期間内に呉市役所の建築指導課へ提出します。
呉市役所 都市部 建築指導課(本庁舎5階)
広島県呉市中央4-1-6
TEL：0823-25-3513
申込用紙は、呉市木造住宅耐震診断事業のHPからダウンロードできます。
申込後の流れはコチラ▼
③建物調査について
日時：日程は調整の上、訪問となります。(令和3年10月初旬から令和4年1月31日までの期間で実施予定)
診断員：呉市に登録した耐震診断士が調査します。
調査時間：図面がある場合は1.5時間程度、図面がない場合は2時間程度
調査部位：外観、基礎、天井裏、床下など(※建築図面、工事中の写真などがありましたらご用意ください)
事業に関するお問合せ先
本事業に対するお問合せ、申込先は下記となります。
呉市役所 都市部 建築指導課(本庁舎5階)
広島県呉市中央4-1-6
TEL：0823-25-3513
耐震診断を受けたら、耐震改修をしよう
呉市木造住宅耐震診断を受けた住宅、その他市長の認める者により耐震診断された住宅(自己が所有し現に居住しているもので長屋、アパートを除く)で、
診断結果の総合評点(※3)が0.7未満(倒壊または大破壊の危険性あり)のものを対象に、耐震改修工事費の一部を補う補助制度、
呉市木造住宅耐震改修助成事業があります。
※3、総合評点とは？詳しくはコチラ▼
耐震診断で分かった建物の現状と改善ポイントを参考に、適切な耐震改修を行い、地震に強い建物にしましょう。
まとめ
以上が、呉市木造住宅耐震診断事業に関する紹介となります。
広島県を中心に大きな被害をもたらした芸予地震は、2021年で発生から20年となりました。
広島県は地震の少ない地域ですが、広島湾周辺には活断層が集中し、南海トラフ巨大地震も予想されています。
家の耐震化など、備えを進めることが大切です。
リフォームをする上で会社選びはとても重要です。
このHPでは、呉市を施工できる経験豊富で信頼できるリフォーム会社をご紹介しています。
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この記事の監修
平原 充明
