リフォームの知識
省エネリフォームで固定資産税額が軽減
「家の寒さや暑さを改善したい」「エアコンの効きをよくしたい」「結露のする窓をどうにかしたい」
と考えたことはありませんか?
その悩み、省エネ改修(リフォーム)で解決しませんか。
家の暑さ寒さは、床や天井、壁に断熱材をすき間なく埋め込むことで、冬は外からの冷気の侵入を、夏は熱気の侵入を防止。快適な室内環境をつくることで、エアコンの効きもグッとよくなります。
写真左:壁に断熱材を施工したもの
写真右:吹きつけ式の断熱材を施工中の天井
窓を二重サッシ(二重窓)にしたり、ガラスを複層ガラスに交換することで結露の発生を抑制することができます。また、防犯対策にも効果があり、防音性や断熱効果が上がります。
※写真は既存の窓に内窓を設置し、二重サッシ(二重窓)にしたもの
間取り変更を伴うリフォームや、スケルトンリフォームの際は、こういった省エネ改修(リフォーム)を行うことも多いのではないでしょうか。
そこで、省エネ改修(リフォーム)を行った住宅が受けられる広島市の固定資産税額の軽減措置をご紹介します。
省エネ改修(リフォーム)を行った住宅が、定める条件をすべて満たすときは、改修が完了した年の翌年度分に限り、当該家屋における固定資産税額が3分の2に軽減されます。
定める条件とは?減税措置を受けるにはどうすればよいのか。
ここで詳しく紹介をしていきたいと思います。
※ただし、新築住宅や耐震改修を行った住宅などに対する軽減措置を受けている場合、または既にこの軽減措置を受けたことがある場合は対象となりません。
なお、都市計画税にはこの軽減措置はありません。
参照:https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/28/2072.html
固定資産税とは?
毎年1月1日時点で住宅やマンション、土地や家屋といった不動産を所有する人全員に発生する税金のことで、不動産を所有している限り支払い続けなければいけません。
固定資産税は対象の不動産において、固定資産税課税台帳に登録されている人に支払い義務が生じます。
価格は固定資産をもとに税額が算出されます。固定資産が所在している市区町村(東京都23区内においては、特例で都が課税)が課税します。
固定資産税の計算式は、固定資産税評価額(※1)×1.4%です。
例えば、固定資産税評価額が仮に1,000万円と計算された場合、固定資産税は1,000万円×1.4%=14万円になります。
今回の軽減措置が適用された場合、固定資産税は3分の2に軽減されます。
つまりは、軽減措置が適用された場合の固定資産税は、14万円×2÷3=約9.3万円となり、
軽減措置を受けた場合と受けない場合の差額は、14万円-9.3万円=4.7万円となります。
4.7万円あれば、軽量で吸引力のある掃除機が買えますし、少し贅沢なランチも楽しめます。将来のために貯金をするものよいですね。
現在所有している土地や家の固定資産税評価額は、毎年送られてくる固定資産税の納税通知書に付いている課税証明書に記載されています。
中古住宅を購入する場合、すでに固定資産税評価額は出ているので、購入したい物件の不動産仲介会社の担当者に尋ねてみましょう。
どんなリフォームをしたら減税の対象になるの?
税額の軽減措置を受けるには幾つかの条件があります。
これらをすべて満たすことが条件となります。
軽減される範囲(床面積)
また、税額の軽減措置が受けられる住宅の床面積には上限があります。
すなわち、居住部分にのみ税額の軽減措置は適用され、居住スペースが150平方メートルの場合でも、120平方メートルまでの部分に相当する税額しか軽減されません。
申請手続き
省エネ改修(リフォーム)が完了した日から3か月以内に、改修後のそれぞれの部位が現行の省エネ基準を新たに適合することの証明書などを添付した申告書を、住宅の所在する市町村に提出する必要があります。
まとめ
改修(リフォーム)に関する内容や申請についてわからないことがある場合は、依頼するリフォーム会社に相談しましょう。
リフォーム会社は、家づくりのパートナーです。
信頼でき、家に関することはなんでも相談できる相手でなければなりません。
的確なアドバイス、わかりやすい説明、プランニングの高さ、さらには配慮ある工事を行うには、リフォーム会社が経験豊富であることが必要です。
このHPでは、広島リフォーム編集部が定めた審査基準をクリアした広島の経験豊富で優れたリフォーム会社だけを紹介しています。
会社選びはとても大切です。
信頼できる会社を見つけ、リフォームで素敵な住まいづくりをしましょう。