相談カウンターのブログ
【中古マンション】配管の交換や不具合のある床が追い張りで良いか気になります。
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今回は、購入した築31年の中古マンションのフルリフォームを計画されているご一家の相談事例をご紹介します。
ご相談者様
【DATA】広島市 Iさま(ご主人・奥さまともに30代、お子さま4歳)
●工事希望時期/できるだけ早く
●予算/300万~500万円
●建物の状況/マンション・築31年
ご相談の内容
- ・水廻り全般を交換したいが、配管まで交換した方がよいだろうか
- ・リビングの床が一部不具合があり、どう対処すべきか知りたい
- ・キッチンは交換したいが、食洗器は据え置き型を使いたい
- ・夫が長身のため、なるべく広い浴室にしたい
もしも配管の劣化で水漏れなどのトラブルが起こった場合、責任の所在はどうなるのでしょうか?
配管を交換するかどうかの判断は慎重に行いたいですね。
【マンションの配管には専有部分と共用部分がある】
マンションには大きく分けて自分が所有している「専有部分」と、建物に付属している「共用部分」の2つの区域があります。
「配管は共用部分だからリフォームしなくてもよい」と考えている方もいらっしゃいますが、これは誤り。
上下階に垂直に給排水を行うための配管は共用部分ですが、居室の床下にある配管は専有部分に当たります。専有部分の配管交換については、所有者として考えておく必要があります。
Iさまが購入されたマンションは築31年ですので、配管はかなり劣化していると考えられます。
もしも老朽化により水漏れ・浸水などのトラブルが起こった場合、その原因箇所となる配管が共用部分であればその責任は管理組合が負いますが、床下の配管など専有部分からの水漏れの場合は所有者が責任を問われることになります。
トラブルを回避するためにも、リフォームのタイミングで古い配管を新しいものに交換しておくことをおすすめします。
また、築30年以上の建物の配管には、ほとんどの場合一昔前の建材である銅管が用いられていることも知っておきましょう。
銅管は錆びやすい材質で、経年の劣化により穴が開いてしまったり、接合部から水が漏れたり、青さびが発生したりとさまざまな問題を引き起こします。
現在は耐久性に優れた樹脂製の管が用いられることが多く、銅管よりも20年程度長持ちすると言われています。
新しい配管へ交換をしておけば今後の交換頻度も少なく済み、将来的なコストを抑えることにもつながります。
水漏れ等のトラブルを予防するだけでなく、長い目でみて節約にもなるという点からも、配管交換はぜひ検討したいポイントです。
配管交換の必要性が良く分かりました。
他に気になる部分はありますか?
一部フカフカと床が浮いている部分があるのも気になっていて…。
【追い張りと張り替え、どちらにすべき?】
リビングの床には現在クッションフロアが張られており、その一部にフカフカと浮いている箇所があるそうです。湿気がたまるなどの原因から床の内部にまで傷みが出ている恐れがあります。
Iさまはフローリングを「追い張り」にするか、「貼り替え」にするかを検討中とのこと。
「追い張り」とは、今ある床材の上から新しい床材を重ねて張っていく方法です。既存の床材を剥がす工程を省くことができるため、費用が抑えられ工期も短く済むのが大きなメリットです。
浮いている部分も上から押さえつけることにより、きれいな状態に復元することはできるでしょう。
しかし浮いている部分の不具合はそのままになり、長期的には不具合が再発したり悪化することも考えられます。
Iさまには4歳のお子さんもいらっしゃり、ご家族でこれから長年住み続けることを想定されています。
それを踏まえ、この機会に今ある床材を剥がして内部の状態まできちんと確認した上で、新しい床材を張り直した方が良いのではとご提案しました。
ただ一つ気を付けたいのは、マンションの場合は床の施工方法によって工事の費用が大きく変わるという点です。
現在張られている床材が、マンションの基礎となるコンクリート(スラブ)の上に木を組みその上に床材を張る「二重床」の工法であれば、比較的簡単に貼り換えることができるでしょう。
しかし、コンクリート(スラブ)に直接床材を張り付ける「直張り」工法で施工されている場合は、床材を剥がしていく作業に大変な手間と時間がかかるため、費用が大きくなり工期も長くなってしまいます。
工期や費用も踏まえた上で、今後快適に暮らすためにどんな選択をするか。上記を参考に考えていただけたらと思います。
キッチンは、食洗機を今使用中の据え置きタイプを引き続き使う予定があるくらいで、特に希望はありません。
【キッチンや浴室などの設備について】
まずは、なるべく大きな浴室をご希望とのことでしたので、タカラスタンダードの「ぴったりサイズシステムバス」という商品をご紹介しました。
特段の間取り変更などを行わなくても、浴室空間を無駄なく使うことで今より広くすることができるという画期的な商品です。
マンションリフォームでよく起こるのが、建物本来の浴室スペースとユニットバスの大きさが合わないというケース。
その場合、ユニットバスの裏側に無駄なスペースが生まれてしまうため本来の浴室スペースよりも浴室空間が狭くなってしまいます。
同商品は間口も奥行きも2.5㎝刻みのサイズ変更が可能なので、無駄なスペースを解消してより広い浴室を実現できるというわけです。
また、キッチンに関しては特に希望はなく、今使用中の据え置きタイプの食洗器を引き続き使う予定とのことでした。
お持ちいただいた図面によれば、キッチン幅は2400㎜。食洗機ビルトインタイプのキッチンに交換するには少し狭い仕様ですので、据え置きタイプをそのまま使うのも悪くない選択肢です。
しかし、今はメーカーによってさまざまな特徴を持ったキッチンがあります。
タッチレスの水栓や効率的な収納、自動洗浄機能付きのレンジフードといった設備面の進化はもちろん、大理石やセラミックなど多様に選べる天板や無垢の木を使ったキッチンなど、素材やデザインも幅広い選択肢があります。
Iさまがお住いの地域には水廻り設備の人気メーカーのショールームがいくつかあるのでご紹介し、ぜひ一度ショールームに行って最新の機能や進化した使いやすさなどを体感してみてください、とお勧めしました。
早速家族でショールームへ出かけてみます。
ご相談の結果
- マンションリフォームの実績が豊富で、現場にも近く、施主さまの好みに合う明るい内装デザインを得意とするリフォーム会社をご紹介しました。
Iさま邸は総戸数200戸以上の大規模マンション。築年数も30年以上と、配管交換なども視野に入れた大掛かりなリフォームが必要となります。
マンションのリフォームには構造上の制約があったり、管理組合を含め近隣への配慮が必要となるなど、戸建て住宅にはない注意点が多々あります。
そこで、マンションリフォームの実績が豊富で、なおかつIさま邸の現場近くに位置するリフォーム会社を選びご紹介しました。
リフォーム会社が現場に近い場所にあれば、移動時間が少ない分お客さまと打ち合わせも綿密に行えたり、工事もスムーズに行うことができます。工事期間中のチェックはもちろん、施工後のアフターフォローの面でも依頼しやすく安心です。
また、ご相談中にたくさんのリフォーム事例を一緒に見ながら、Iさまの好みにマッチする事例を探していきました。
結果、Iさまが気に入られた事例のほとんどがこのリフォーム会社の施工事例だと判明。
Iさまお好みの明るい雰囲気の内装デザインを得意としているという点でも、安心してお勧めすることができました。
お客さまアンケート
Q:リフォーム相談カウンターの満足度を教えて下さい
A:5点(5点満点中)
Q:相談はしやすかったですか?
A:5点(5点満点中)
Q:相談内容についてのご感想を教えて下さい
A:予算や工期など、リフォームの流れが分かりイメージが湧いた。
リフォームの優先順位が明確になった。アイデアや気づきが得られ、リフォームへの理解や興味が増した。リフォーム会社を選ぶ近道になった。
Q:紹介を受けるリフォーム会社についてどう思いますか?
A:信頼できると思う
Q:リフォームする友人がいれば、リフォーム相談カウンターを紹介しようと思いますか?
A:はい
広島リフォーム相談カウンターでは、広島のリフォーム会社を熟知した編集長が、お客様のご要望を伺ったうえで、お客様にピッタリのリフォーム会社をご紹介しています。
ご自身で複数のリフォーム会社に問い合わせる手間なども省け、また、リフォーム会社に相談しにくいことなども、遠慮なくご相談いただけます。
安心して、お気軽にご利用下さい。