- A:蔵の出入り口は変形の土間になっていました。
- B:土間の裏側には物入れがありました。
- C:1階は壁で仕切られた2部屋の倉庫になっていました。
- D:2階は10帖の和室でした。
リフォーム・リノベーション事例
古い木々の息づかいが癒やす古民家蔵サロン|安芸郡-築約100年
広島市で行われた古民家リフォーム事例をご紹介します。
【リフォームのきっかけ】
主人の実家の蔵つき古民家を受け継ぎ移住。ずっと考えていた、蔵をヘアサロンにする計画を進めることにしました。
【ストーリー】
ご主人の帰郷にともない、実家の築約100年の古民家をリフォームして広島で暮らし始めたUさまファミリー。建て替えではなくリフォームを選択した理由のひとつは、母屋に隣接する蔵を奥さまが開業するヘアサロンに活用できると考えたことでした。ご夫婦も3人のお子さんも新しい環境に慣れてきた頃に、いよいよ蔵サロンの開業計画を始動。母屋のリフォームをてがけた道建設に相談しました。
担当した道本さんは、歴史ある蔵の味わいを活かすプランを提案。1階の間仕切り壁をなくし、スタイリングチェアの上は天井材や梁を見せる吹抜けに。入口側も2階窓から光が取り込める壁のないロフトにしました。
階段下に設けたバックヤードには、懐かしい雰囲気に合う組子細工の入ったガラス障子をつけて、その下は蔵のなまこ壁をイメージしたタイル貼りに。棚にも無垢材を用いて、天然素材のぬくもりを感じる空間にまとめつつ、カラーやパーマ用の薬剤を扱うため、メンテナンス性にも配慮。床は無垢材を避けて温かみのある色合いのタイルに、壁は染みが残りにくい漆喰風の塗料で塗りました。
「昔のままの木が残っているからか、空気が冷たくなく建物が“生きている”と感じます。居心地が良すぎて、お客さまが帰りたがらなくて…」と笑う奥さま。ご近所の方をお客さまとして迎えることもあり、地域に根づいた暮らしの喜びがまたひとつ増えました。
仕様・設備
- 美容室床
- ロックソルトCMI-AC-5410(名古屋モザイク工業)
- 美容室壁
- ビニデラックス300(関西ペイント)
- バックヤ一ド壁タイル
- ネーベルNEB-01(名古屋モザイク工業)
- 玄関扉
- 造作
- 玄関壁
- ビニールクロスRE53030(サンゲツ)
- トイレ
- ネオレスト(TOTO)
- 外壁タイル
- キャンプディーゼルISC-F1030(名古屋モザイク工業)
- 外壁
- 漆喰・ラスモルタル+リシン
施工会社

有限会社 道(タオ)建設
道建設の理念は「歴史を学び、今に活かし、後世に残す」。 古民家再生をはじめ、二世帯物件やコンバージョン、断熱、耐震改修などの大規模リフォームを得意とします。 既製品、規格品を選択するリフォームではなく、オリジナルを追求する家づくりをしたい方に好評です。