リフォーム・リノベーション事例
光を主役に大胆な間取り変更
呉市内で行われたフルリフォームの事例をご紹介します。
吹抜けに大きな窓のある、広々と明るいSさま邸のLDK。目の前にはS様のご一家が経営する保育園の園庭があり、子どもたちが元気に走り回っています。Sさま邸には保育園前園長のお母さまと、娘で保育園に勤めるSさまが暮らしています。
かつては、園庭から自宅が丸見えになるのを避けるために、南側はカーテンで閉め切り日中は真っ暗。「明るさはほしいけど、諦めていました」とSさま。そこで新築そっくりさんでは、日当たりのよい南側を吹抜けにして大きな窓をつくり、断熱性の高いアルミと樹脂のハイブリット構造のサッシを設置。視線の問題は格子で解決しました。
築約80年の立派な古民家には、和室の続き間と広い土間がありました。「使っていたのは1階の台所と、私と母のそれぞれの自室。ほかの部屋は通り道で部屋として使えない無駄なスペースでした。もっと暮らしをシンプルにしたいと思っていましたし、新築そっくりさんの古民家再生プランなら家の歴史を活かすことができると知り、清水さんにお任せしました」。
子ども部屋として増築していた部分は減築。続きの和室は仏壇用に1部屋残し、吹抜けのある明るく大きなリビングを設計。スケルトン階段が、開放感を演出しています。この階段によって、2階のSさまの部屋からキッチンへの動線を短縮することができました。
お母さまの部屋は将来を考えて、車いすでも出入りしやすいように玄関に近い位置に設計。トイレは部屋と廊下側の2方向から入れます。「無駄がなく合理的」とお母さま。「前の家にはリビングのようなスペースがなく、台所で食事をすませたら、それぞれ別々に自室で過していました。リフォームしてからはリビングにいることが多いですね。家族で過ごす時間が増えました」とSさま。猫のひめちゃんもいつも一緒です。