東広島市|玄関の冷気を室内に侵入させない工夫

冬場の玄関の冷気を室内に侵入させない工夫を施した東広島市でのリフォームです。

玄関、LDK、階段をぐるりと回遊できる間取りで生活動線の面では使い勝手は良いのですが、その分空気の通りも良いため、冬場は玄関を開けるたびに外の冷気が侵入してくる難点がありました。

また、玄関からLDKへの入り口は、扉はあるものの開きドアだったため、そばにある収納扉にぶつかってしまい、使いにくさを感じていたそうです。

そこで、階段スペースの入り口には断熱効果を期待できるハニカム構造のスクリーンを設置、玄関正面のLDKへの入り口はスッキリと使いやすい引き戸に変更しました。

また、外気と直接触れる玄関扉そのものにも寒さ対策がされました。

ガラス部分は、暗くなりがちな玄関に明るさを届けてくれますが、冷気も伝わりやすいもの。そこで今回は、扉中央のガラス部分はガスの入った複層ガラスを取り入れ、他はペアガラスに変更し、冷気の侵入を防ぐ工夫を施しました。

今回のリフォームでは、寒さ対策とともに、杉材に囲まれた心地よい空間と使いやすさも実現。玄関収納は、雰囲気に合わせて造作したものです。

玄関で邪魔になりがちなもののひとつとして傘立てがありますが、この収納には、傘をしまうコーナーが。一見普通の収納スペースと思いますが、実は底板はなく、直接たたきという作り。扉を閉めればスッキリと収まるアイデア収納になっています。